なななの株式投資Blog

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成長性期待を表すPERを投資判断に活用する方法

PER(Price Earning Ratio)は株式投資において重要な指標の一つとして古くから多くの人が利用しています。

株価が1株当たりの純利益(EPS)の何倍であるかを示しており、株価収益率と呼ばれています。企業の割安性を測る指標で、読み方はパーもしくはピーイーアールです。今回はPERの意味するところと、投資判断に活用する方法を紹介します。

 

1.PERの意味するところ

計算式は

PER = 時価総額 / 純利益

となっています。もしくは

PER = 株価 / EPS(一株あたりの利益)

と書いても、時価総額 = 株価 × 発行済み株式数ですので、同じことを表しています。

上記の式を見て頂いて分かる通り、

利益が変わらない場合、株価が上がればPERは上がり、株価が下がればPERは下がります。

株価が変わらない場合、利益が上がればPERは下がり、利益が下がればPERは上がります。

PERは低いほど株価が割安とされています。歴史的には日経平均のPERは概ね15倍程度で推移しています。

 

2.PERを投資判断に活用する方法

勿論株価は、業種、清算価値、配当、優待、全体の地合いなど非常に多くの要素の結果ですのでPERはあくまで一つの基準でしかありませんが、私の場合およそ、

  • PER5倍の場合、赤字懸念もある状態。
  • PER10倍の場合、成長横這いから年間5%程の成長期待。
  • PER20倍の場合、年間5%〰20%程の成長期待。
  • PER40倍の場合、年間20%〰40%程の成長期待。
  • PER80倍の場合、年間40%かそれ以上の成長期待。

というイメージを持っています。PER5倍の企業とPER80倍の企業ではなんと16倍も現在の評価が違うという事になります。仮に株価は5年分ほどの業績を織り込んでいると考えるとすると、PER20倍の株を購入した場合、20%の成長を長く(およそ3,4年くらい?)くらい続けることができれば自分の見立ては正しかった可能性が高く、キャピタルゲインを得る可能性も高いかと思います。

大きなキャピタルゲインを得る為には、PERの割には成長に期待が持てて、なおかつ実現性が高いという企業を探すということが重要になってくると思います。

 

3.PERが低ければそれだけでよいのか?PERが低い場合、それなりの理由があることが多い

PERが低い場合、大体それなりの理由があります。例えば

  • 土地や投資用有価証券の売買などの継続性の小さい利益で一時的に純利益が増加している場合。
  • 自己資本比率が低く債務超過に陥るリスクがあるなど、財務基盤に不安がある場合。
  • 商社などのように、参入障壁が低く、競合大手が参入することにより純利益が低下するリスクがある場合。
  • 将来の成長性に期待が持てない。
  • 配当性向が低いなど、会社が株主の方を向いていない会社。

 といったところでしょうか。これらの理由でPERが低く割安株とされながらも、そのまま放置され続けているバリュートラップ銘柄は多くあります。

 

4.PERを使用する上での注意点

PERの平均値は業界によって大きく異なる為、絶対的な指標として用いるのは危険です。同業他社のPERとの比較や同銘柄の過去のPERと比較するなどの使い方がよいかもしれません。PERが低いほど割安企業とされていますが、成長が期待される企業においてはとんでもなく高いPERが正当化されている場合もあります。例えばIT企業はPERが高めの会社が多く、それだけ高い成長力が期待されているということでしょう。

さらに3で書いたように、企業が一時的に資産を売却し、利益がブレるなどの場合がある為、表面上のPERだけに振り回されるのは得策ではありません。